on-line HDF

 平成24年度になって1か月経過しましたが、今年度から村上記念病院が平成17年から取り組んでいました「ON-LINE HDF」がようやく正式に厚労省から認可されました(拍手!).

 このことについては、→でご確認ください.http://www.shinkohkai.jp/murakami/teny_2012_vol21.pdf

 当院の患者さんが、他の病院へ手術等で転院して透析を受けてこられるとなんか体調がすぐれない感じがして、当院に戻ってから、やはりON-LINE HDFだと楽なんだとその違いに気づくという話をよく聞きます.

 ON-LINE HDFだといいことばかりでなくて、身体に必要な物質まで抜けてしまうという欠点があります.
 一般に高齢者がHDFで透析を受けると、アルブミンなど栄養物質も抜けてしまうのでやめた方がいいと言われますが、高齢者が元気に通院を続けるためには、できるだけ身体に負担なく、楽に透析を受けていただき、体力を維持することも重要と考えます.そのため今年度からON-LINE HDFに切り替えている人も多くなりました.
 
 高齢者が心臓や身体に影響なく透析を受けられるためには、長時間透析(5時間以上)の方がいいという専門家もいますが、透析を始めて3時間ぐらい経つと血圧が下がってしまうとか、腰の持病があって長時間横になっていられないとか、あるいは尿が近いとかで、4時間透析でも不可能な患者さんが増えています.
 
 私は、連日短時間でON-LINE HDFにする方が高齢者には向いていると考えています.現在は、「月に13回までしか透析をしてはならない」と、厚労省が根拠もなく回数制限を決めているため、14回以上透析をする場合は、病院負担になっています.根拠に基づいて厚労省も認可しないとだめだと思います.

 当院では、高齢者がON-LINE HDFを受けることにより、どれだけライフスタイルに影響をもたらすか今後検討していきたいと思います.

患者さんに支えられて

ある異動を命じられた職員の話を紹介します.

毎年当院では5月に人事異動があります.
これは、主にキャリアアップを目指してもらいたいという願いを込めて移動してもらっています.
しかし、異動を命じられた職員は、新たな部署では不安が大きいと思います.

その職員も不安の中でお仕事をしていたら、あるとき患者さんから「あなたと話していると前向きな気分になれる.明るい声で元気が出る」とか、「頑張っているね.あなた飲み込みが早いから、すぐになれるよ」などの暖かい声をかけられ、この部署で頑張っていこうという気持ちになれたそうです.

志津川病院の菅野先生の著書「寄り添い支える」の中にインフォームドコンセントについて述べられています.
「インフォームドコンセントでは、『全力を尽くすが、思うような結果にならないこともある』と誠意をもって伝えなくてはならないと思います.弱さをさらけ出すようで躊躇するかもしれませんが、大切なのは自分が満足するかでなく、問題が解決するかです.」

私も先日、もしかしたら初めてかもしれませんが、治療不可能な患者さんに延命処置を望まれるか聞いてみました.今まで家族には必ず聞きますが、死が迫っている患者さん自身にはあまり聞いた記憶がありません.自然な形で老衰される姿を見て、ご家族から感謝のお言葉をいただきました.それらのひとつひとつの言葉がモチベーションになり、医療者を続けられるのだと思います.

患者さんやご家族とのコミュニケーションを通して、今後も、患者さん、地域の皆さんはもとより、職員からも信頼されるような、安心感のある空間、品格のある組織人を作り上げることを目標としていきたいと思います.

新光会50周年

今年は村上記念病院の母体である医療法人新光会の設立50年目に当たります.
11月に横浜で記念式典を行う予定です.

式場となるのが、横浜でシュウマイといえば、、、あの有名な「崎陽軒」です.
「崎陽軒」の本店は横浜駅からすぐにありますが、以前に食べに行って美味しかった印象があったのですが、
もう20年くらい前なので、今も美味しいかどうか先日確かめに行って来ました.

そうしたら、以前よりももっと美味しくなっていました.「シュウマイ」のイメージでお店に行くと、
びっくりすると思います.横浜では、中華街の中華料理がなんといっても有名ですが、「崎陽軒」本店の
美味しさを再認識しましたので、もう中華街には行けません.

オンリーワンサービスの充実

 先月、庄内余目病院の「創傷ケアセンター」の紹介をしましたが、余目病院は大きな病院ですが、
当院のような小病院では、こういった「センター化」により、他の病院にない特徴を持ち、オンリーワンサービスを目指すことが、病院ならびに地域の発展につながっていくと考えています.

 庄内余目病院も「創傷ケアセンター」を創設してから、右肩上がりで利益がアップしていると院長からお話をいただきました.
 驚くべきことは、その中心である「創傷ケアセンター」自体は利益はほとんどないか、むしろマイナスだということです.センター化することで、いいスタッフが集まり、いい医療ができるようになり、患者さんの評判につながっているというわけです.

 今年は、庄内余目病院を見習って、このオンリーワンサービスの充実を図るべく、1年努力して参りたいと思います.

誇るべき日本型システム

あけましておめでとうございます.
今年もよろしくお願いいたします.

昨年は喪中だったので、新年のあいさつを少し遅らせました.

今朝、新聞で沢選手、佐々木監督がFIFAから表彰された記事がありました.災害に伴う同情票もあったと思いますが、世界で認められたということは誇らしいことと思います.ワールドカップは私も見ていましたが、組織的に動くなでしこシャパンに対しての世界の評価ではないかと思います.

昨日テレビを見ていましたら、苗場スキー場でアメリカ人の旅行者がインタビューを受けていました.そのアメリカ人は、「ここのスキー場は世界一素晴らしい.日本以外にこんな施設はない.」と絶賛していました.ゴンドラなどで寒さを感じずにスキーができ、どこのスキー場でもある程度標準化されているというのは日本だけでしょう.

私が普段使っている鉄道カード(suika)は、JRだけでなく、他社の鉄道も自由に乗り降りできますが、こういった進んだ快適なシステムは、日本ならではだと思います.

あるいは、日本の医療システムは世界一とW.H.O.から認められています.

こういった日本には誇れるシステムがあり、世界から認められているわけですから、もっと日本人は自慢していいのではないかと思います.

当法人も、今年の目標として組織化、標準化、透明化を図ってきたいと思います.